面接対策/職務履歴書添削

退職理由は書く?書かない?どのような状況にどう判断すれば良いのか

2022年9月11日

退職理由を職歴書に記載している方をお見かけします。
しかし基本的には記載していない方がほとんどです。
どのような場合に記載するのが良いのでしょうか。

転職回数が多い方や在籍期間が短い方

応募先の企業経営者や人事担当者は
どうしても転職回数や在籍期間の短さを
気にせざるを得ません。
理由は上記の転職経緯情報なく職歴書をみた場合、
「1社で仕事をやり遂げる力や気持ちがない方」
「ウチに入社してもすぐに転職するのでは?」
と思わざるを得ないからです。

この事態をできる限り防ぐためには
「前の会社を辞めた理由、その当時にその会社を選んだ理由」
について経緯をシンプルに記載するのが良いです。

もちろん記載をしたから大丈夫という意味ではございません。
しかし事情によっては理解できることや斟酌できることがあります。

転籍

転籍は意味上では退職ではないことが多いです。
職歴書ベースでみると書き方によっては退職に見えてしまうのが
悩ましいところです。
つまり転籍であることを記載しないと
誤解を招くもったいないケースでもあります。

会社員として生活する以上、
転籍が発生することは経営者、人事担当、共に理解しております。

実例ですが35歳、5社在籍と職歴書には記載しているのですが
面接でよく話を聞くと「実は実質的に3社在籍です」というケースがありました。
その後、面接がトントン拍子で進み内定に至ったケースがあります。

会社都合

会社都合といっても都合の内容は様々です。
法に触れる、正に経営者や会社の都合で応募者に一切非のないケースもあれば
実質的には応募者の自己都合なのに
会社と交渉して無理矢理会社都合に仕立て上げた内容もあります。
ケースバイケースとはなりますが
応募者に非のないケースであれば
記載しても特に悪影響はないのではないでしょうか。

まとめ

職歴書を見るという行為は一方通行なコミュニケーションだと思っております。
そのため
「この書類を読んだら相手はどのように思うのだろうか」
という視点で想像力を働かせる必要があります。
そして書類通過は文字通り通過点にすぎません。
最終的には経営者の「腹落ち感」が大切です。
腹落ち感を持っていただくために事前に伝えたほうが良い内容であれば、記載するのが良いです。

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