面接対策/職務履歴書添削

転職活動のご状況を家族に共有してますか?

2022年10月19日

面接中に「今回の転職に関してご家族は何か言っていますか?」 と聞かれた場合、
どのような状況のパターンがあるのか考えてみました。

進捗状況を共有している

配偶者に完全同意とまではならないまでも
転職の希望を理解している方は一定数いらっしゃいます。
また、
「あなたの人生なんだからあなたの好きにしたらいい。いざとなったら私が食べさせる」
とまで言ってもらえたらとしたら言うこと無しです。
転職をする、しないの以前の話として、
夫婦でこのような信頼関係が築けていたとすれば、
人生において仕事では到底得られない幸福感を既にお持ちのような気もします。

条件付きでOK

転職をする上で多くの方は生活の基盤を確保するために何かしらの制限、制約を持っております。
それが家族と過ごす時間であったり、年収に下限のラインを設けたりします。
「あなたは将来経営者になるのだから転職先の着任時時点の役職は少なくても管理職でないとNGよ!」
と言われるケースはごく僅かでしょう。
(こういう風に言っていただける配偶者を持つこともこれまた素晴らしいことではあります)
本人には強いこだわりがあるが配偶者や家族はこだわっていないものの一つが役職なのかもしれません。

伝えていない

配偶者に転職することを伝えていないから面接の場で「家族を信頼していない」ということでNGになるわけではありません。
伝えていなくても普段から信頼されているからOKという場合と

伝えてみたものの転職のリスクが大きすぎるからNGのパターンがあります。
私が様々な話を見聞きする限りでは 話を打ち明けてみたらNGが多いです。
今までのプロセスが一瞬で無駄になってしまうその絶望感と当事者間の影響の大きさから
「嫁ブロック」「夫ブロック」と言われるようになっております。

まとめ

本人が自信を持って気持ち良く転職活動を進める上では
「伝えていない」を「条件付きでOK」に、
そして「条件付きでOK」を「進捗状況を共有している」にする行動が必要です。

人が絶望する時はあって当たり前のものが急に無くなる時です。
当たり前に得られているものが多ければ多い程、それらが無くなる影響は計り知れません。

事前に無くなっても良いように準備をするよう
配偶者や家族への期待値コントロールは欠かせません。

そしてこの期待値コントロールにかかる時間が意外と長かったりします。
ご家族の事情によっては何年も前から話をしておかなければならないかもしれません。

世にいう転職活動は何気ない家族との会話からスタートしているのではないでしょうか。

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