「釈迦に説法」
この言葉には筆舌に尽くし難いほどお世話になっている言葉です。
私は前職でリーダーへキャリア面談を行い、現在も人事をしながらLinkedInでキャリア面談のサービスをしております。
申し上げるまでもありませんが私の相手は私より様々な観点や様々な意味で優れている方が多いです。
そんな方からご活躍ぶりをお伺いするのはとても有り難いことで、失礼ながらとても楽しいことです。
しかし話を聞くのみでは足元の課題は解決されません。
ここで私の出番です。
数々のリーダーの転職成功談や失敗談を見聞きしております。
また採用する側として応募者を
「採用する方向で話を進めていくのか」
「即座にお見送りをするのか」
この選択をしております。
そこでは「なんとなく」や「気分」ではなくロジックが必要です。
「●●という実績や成果があり、本人は当社のミッションに共感しており、●●という行動を取ってきて当社にも馴染むと判断したから次は●●部門のAさんに会っていただきたいです」
という会話が社内でなされます。
応募者としてこの状態になっていただくために、素晴らしい皆様に恐れ多くも、そして数多くの点を指摘しなければなりません。
そこでこの「釈迦に説法」の出番です。
釈迦に説法とは悟りをひらいたようなお釈迦様という「権威」に向かい、一から仏教の教えを諭すような愚かな行為をしてはいけないという意味です。
目の前の権威に向かって指摘するなんて。。。
と内心思っているのですが結果、面談の度に使用しております。
せめてもの敬意として上質な言葉を使用し少しでも聞く耳をお持ちいただく。
この心がけを絶えず忘れずに磨きをかけていきます。