「年齢を重ねると転職が難しい」という通説があるとします。
なんとなく「そうなのかな?」という感じがしますが、この通説の根拠はなんでしょうか。
ポジション数
組織における役職数には限りがあります。
そのため転職時に役職を伴って入社する方の絶対数が少ないわけです。
仮に例えば40代の転職希望者数が若手と同数の場合は若手よりも倍率が高くなるわけです。
つまり構造に起因する現象と言えます。
条件
年収や勤務地のことです。
年齢が上がれば上がるほど自分の都合だけでは動けなくなるものです。
つまり自分が我慢しさえすれば仮に希望通りとならなくてもなんとか我慢できます。
しかし、配偶者や子供には苦しい想いをさせたくはないはずです。
例えば「妻は俺の気持ちがわかってくれる。話せばわかってくれるはずだ!!」
このような希望的観測で内定まで得たものの、家族のブロックに遭い泣く泣く辞退なんてことは日常茶飯事ではないでしょうか。
こちらは個人属性上の現象です。
要するに応募者の条件に合致する案件が少なくなるので
転職先の絶対数が少なくなります。
そうなると転職そのものも難しくなります。
人から好かれにくくなる
見知らぬおっさん(私も含まれる)、おばさん(失礼!)を敢えて好きになり、
そして尊敬されるようになるにはどうしたらいいのでしょうか。
工夫というやや軽い言葉を超越した、その人ならではの凄みがあって初めてそれらの状態に達します。
若い素人の頑張っている姿勢や成長する姿をみて
無性に応援したくなる人はいるでしょう。
現在はむしろそれをウリにしている団体は枚挙にいとまがありません。
赤ちゃんにいたっては多くの方は無条件に可愛いと思い、よほどの事がなければ嫌悪感を抱かないでしょう。
それだけ年を取ることで無条件で人から好かれるのは難しくなります。
これは人間の本質だと考えております。
まとめ
一見最もらしい通説があったとしても冷静に分解をすると対策が見えてくるものです。
避けなくてはならないのは
「何となく世間ではこう言われているから辞めておこう」
という思考停止ではないでしょうか。