面接対策/職務履歴書添削

最終面接でお見送りはボタンのかけ違い?

2022年11月17日

最終面接でお見送りになる場合には何が起きているのでしょうか。
私が見聞きする限りですがわずかなボタンの掛け違いが多く起こってます。

期待する成果のズレ

一見成果を上げてるような候補者のエピソードがあったとします。
当然最終面接とは1次面接、2次面接を潜り抜けた人がこの場に足を運んでいるわけですので
現場のリーダーから見たら問題がないと判断されたわけです。
それでは最終面接ではなにを聞くのでしょうか。
成果自体は既に最終面接の面接官に伝わっております。

そこで、最終面接ではその成果を出すキッカケから成果の具体的な内容まで話が及びます。
よく話を聞いてみると、
「実は私は企画しておらず上司から指示されたことをやりました。」
「既に現場が炎上していたのでひたすら火消しに追われた結果が成果でした。」
という内容の話が往々にして耳にします。

このような話に及ぶと、
「成果に再現性がない。ウチの会社で成果を出せるのか?」
と感じる面接官が出てきます。

マインドセットのズレ

何度でも申し上げます。
そもそもですが採用されるいうことは
「内部の方が解決できない課題を外部の方が解決をする」
という難易度の高いことを求めております。


これは「求めすぎ!」と言われればそうなのかもしれません。
しかし内部昇格をさせれば良いのに敢えて外に解決策を求めるということは
内部の人にも説明責任が果たせられるような、それなりの方を求めるということです。

そして、経営者の方々は
「環境に依存しない」
「与えられた問いを答えるのではなく問いを生み出す」
「コミットメント」
これらを強烈に意識しております。

逆にいうと、候補者の発言から
「環境依存」
「言われたことだけをやります」
「(明らかに出来なければならないことなのに)やれるかどうかわかりません」
これらの要素が含まれる内容を聞くと
「ちょっと物足りないなぁ・・・」
となるわけです。

ここでのポイントは
「彼/彼女は●●と言ったから引っかかった」
と明言をしないことです。

中にはロジカルにズレを応募者に説明してくれる方もいますが
それは相当面接に慣れており確信を持てている面接官ではないでしょうか。

つまり
「ズレがあるのだが表出されにくい」
状況が起きてます。

相性のズレ

最終面接官となると自社の退職者の事情はある程度把握しております。
つまり、現場部門のみでは知り得ない様々な事情を知っているということです。
例えばどの社員同士が相性が悪いのかという現場部門が知らない情報を持っている場合もあります。
そのため
「候補者にリーダーシップがあることはわかった。しかし周りを動かそうとしても
今までのケースから相性的に合わず、何となくであるが周りが動いてくれないのではないか」
というイメージが想起されることがあります。

採用ということは「組織で働く」ということです。
仮にポジションがスペシャリストであったとしても
最低限人を動かすリーダーシップも持っていて欲しく、また組織を動かすことが求められるものです。

まとめ

最終面接が終わった後に面接官が発する言葉、
「何か違うんだよねー」
つまるところ、何かというのは上記3つのいずれかではないかと私は考えます。

もちろん会社により重視する点は異なりますので何かが欠けても合格することはあります。
その場合はご縁だと思って存分に実力を発揮し組織を牽引していただければと心から思っております。

もしこれから面接を受ける方がいらっしゃるのであれば
こちらの投稿をきっかけに話す内容を練っていただければ幸いです!

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