「Will Can Must」がないとどうなる?

リクルート社が提唱したとされている「Will Can Must」という有名なフレームワーク。
これらが交わる仕事をする時がその人が最もイキイキとしている瞬間だと確信しております。
しかし、一つが欠けると何が起こるのでしょうか。
人材業界の方には釈迦に説法ですが、意外と即答できなかったりするのでまとめてみました。

Canが欠けると成果がでません

同じ会社や部署にとどまっていればCanが欠けるというのはイメージがつかないかもしれません。
しかし人事異動で畑違いの部署に異動したらこのCanを意識せざるをえないでしょう。
また転職を考える際においても「結局成果が出せるのか?」という視点は転職を成功させる上で大切な視点です。
成果が出せると見込んで企業は採用します。
しかしどれだけ働いても成果が出ない、または成果が出る兆しが見えないと採用した理由がなくなってしまうからです。

Mustが欠けると挑戦機会がありません

個人が上長や周りの方にやりたい仕事を伝えても一向にチャンスが回ってこなければモヤモヤの気持ちが生じます。
もちろんこの時は個人が成果を出していることが大前提です。
また会社が業務を与えても個人に対する期待感も含めて伝えない場合は
「会社からミッションが与えられていない」と感じやすくなります。

Willが欠けるとやりがいがありません

成果は平均以上に出せている。
その甲斐あって会社からも期待されている。
一見悪くないのですが、実は自分自身がイマイチやりがいを感じられない、そもそもやりたいことがわからない。
このようなケースもよくお聞きします。

まずは目の前の仕事に全力投球し目の前の仕事を好きになるよう向き合ってみる。
どうしても好きになれなければどんなことなら好きになれるか考えてみる。
それでもダメなら他の場所に仕事を求める。
そんなアクションが必要ではないでしょうか。

まとめ

「Will Can Must」はそれぞれに円を描き、重なる部分がその人材にとって最も満足度の高い領域と言われております。
これは自己分析・キャリアの棚卸し・キャリアプランを設計するときに使われるフレームワークです。
このフレームワークは非常に分かりやすいです。
特に「3つ」という数字は複雑な物事をシンプルに分解できる最小の数字としてとても使いやすいです。
私は面談、面接でこのフレームワークを念頭においてコミュニケーションを取っております。
長いキャリア人生、何をすべきかを振り返るのにこのフレームワークを使用してはいかがでしょうか。