面接対策/職務履歴書添削

面接を辞退するのは悪いこと?辞退する3つの条件

2022年9月11日

応募者が面接を辞退する時にはどのようなパターンがあるのでしょうか。

絶対的観点

応募者は転職活動は継続するが、面接を受けた企業を辞退をするパターンです。
求人票に書いてある仕事内容や応募者へ求めるレベル感、面接官との雰囲気が合わないであり、他の企業と比べずに決めます。
企業側からすると「求人票に書いてあるをしっかりと読めばこんなことは起こらないのではないか?」と思う人はいるかもしれません。
しかし書いてあることとその人が認識していることは異なります。
人は見たいものしか見ません。
自分にとって都合の良い部分のみ見ておいていざ面接で話を聞いてみたら全然違ったというのはよくあるケースです。
応募者側からすると、求人票と書いてあることと話していることが異なるというケースもあります。
当然求人票には全ては記載できません。
書いていないことを話されると違うと感じるケースがあります。
時には面接を進める中で求めることが変化することやまれに悪い意味で求人票に書かれていることが全く異なることもあります。
これらのことはよくあることだと思っております。
ただし、このような観点の辞退は企業の視点に立つと1次面接までで止めるべきです。
2次面接以降でこのような観点で辞退となると企業側が1次面接にて伝えきれていないということになります。
そして企業側、応募者側、双方にとって二次面接以降の時間は有益とはならないでしょう。

相対的観点

転職はするのだが面接をした企業を他社と比べると総合的に志望度が落ちるため辞退するパターンです。
企業側としては原因を把握した上でできることをすべて対策することが大切です。
具体的には企業側が一次面接において今後、応募者の懸念点となり得る点を指摘しておくことが大切です。
例えば報酬が応募者にとっての懸念点であることが判明した場合、
「年収が他社と比べてやや競争力に欠けている。それでも会社から提示するミッション、期待役割、事業領域に魅力感じて当社にお越しいただけるかは今のうちからお考えいただきたい。」
などと率直に伝えておくことです。
そしてこれが言えないのが八方美人なタイプの方です。
懸念点を企業側から伝えることはもしかしすると応募者を落胆させてしまうかもしれません。
しかし既に分かっている懸念点であれば敢えて伝えることで応募者が転職を通じて何を実現したいのかがわかる良い機会になります。
人から反発をされるのを極度に嫌がる人はこのようなセリフが言えません。
採用という仕事においては万人に好かれるのは不可能であることを自覚する必要があります。

転職活動自体の停止

現職に留まる、または起業をするパターンです。
家庭の事情や気持ちに整理がつかない場合は転職を思いとどまり現職でアクセルを踏み直すのは全く悪い選択肢ではありません。
もし応募者に覚悟感が無い状態で転職をすると、苦しい場面になった時に踏ん張れなくなります。
そして数年すれば状況は変わります。
応募者が企業へ良い印象を持っていれば、その時に改めて面接をすればいいご縁へつながります。

まとめ

多少ぼかしている点はありますが全て実際に私が見聞きしている内容です。
日本の、いや世界のどこかで今この瞬間に起こっている内容とも言えるのではないでしょうか。

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